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2006年12月18日

不死身のカール

金曜の夜から友人宅に一泊して来た
急に冷え込んできて勧められるままこたつに入って
蜜柑などながめて、日本の冬はこうでなくちゃね~
などといっていた 
うちにはこたつはないのでちょっとだけうらやましい

しかしなにか、なにか、こたつの上に動くものがある
黒い影のようなものが ちらっ ちらっ・・・

「あっ、かわいい~」
それはクロデメキンだった
あまりに小さい金魚鉢に入ってさりげなくこたつの上にあったので
脳が認識するのに時間がかかったらしい
この友人は生き物を飼うのは苦手と聞いていたので
それも理由だろう

しかし、小さな容器である
フィルターはおろかブクブクすらない
夏みかん1個分ほどの水しか入っていない
ベタならまだしも
こんなんじゃすぐ死んでしまうかも、と不安にかられた

不死身のカール

カール(友人の付けた名前)は
夏の夜店の金魚すくいで一匹も掬えなかったからと
お店のサービスでもらったものだそうだ
7月からここにいるのだそうだ
ちょっと驚いた

それなら夏の暑さを乗り切ってきた事になる
この飼い方でそれは奇跡に近い

3匹もらって、生き残ったのはこの子だった
全部生き残るのは難しいだろう 
夜店の金魚はスレ傷があったりして、弱っている

「夏は溶存酸素量が極端に落ちるのに良く大丈夫だったね
水替えなんか大変だったでしょう」
ちょっとばかし淡水魚の飼育に凝ったことのある私は
ここぞと専門用語を使ってみたりした

それに対する答えは、私の魚飼育に関する常識を
根底からくつがえして、あまりあるものだった

「水は毎日水道水で全取っ替え」

ああ くらくらする

魚飼育の初歩の初歩のタブーがあっさり破られている

持てる限りの知識を動員してこのかわいそうな
クロデメキンのカールを悪魔の手から救わねば
とか、一瞬よぎった声があったが
わたしはそんな教条主義者ではない

現に元気なカールの様子から結論を出そう
事実からまなぶ姿勢が真にみんなを幸せにする
ここで
「たのむコントラコロラインを使ってくれっ!」
といってなんの意味がある?

えらいぞ、つよいぞ、カールがんばれ
不死身のカール

!!WARNING!!
これを読んで、「ああ、そんなんでいいんだ~」と安易に
考えるのは絶対に止めてね
適切な水槽に適切な密度で 
生物濾過フィルタ-を設置するかエコスフィアの勉強をして

水道水の塩素中和には
コントラコロラインを使ってください・・・



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Posted by 磯靴をはいた猫 at 13:11│Comments(0)研究室
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